ウズベキスタンの綿花シーズン:収穫の時期と畑を見る方法
ウズベキスタンの国章をよく見てください。フマ鳥を囲む輪は、片側が小麦の穂、もう片側がはじけた綿の実をつけた綿の枝でできています。毎年秋の数週間、その綿の実を本物で見ることができます。列車の窓から、道路から、あるいは畑のふちに立ち、それを育てた農家の人の隣で。収穫の時期、2026年の畑の様子、そして見学の手配方法をご紹介します。

ウズベキスタンの綿花収穫はいつ?
収穫は南から北へと進みます。2026年に最初に摘み取りを始めたのは、最南端のスルハンダリヤ州の農家で、8月末のことでした。9月半ばには全国でシーズンが正式に始まり、中心となるのは9月と10月です。
終わる時期は地域と天候によります。農場は秋の雨が始まる前に綿花を摘み終えようとします。11月には収穫は終わりに近づきます。もっと遅い時期に旅行するなら、11月のウズベキスタンのガイドで、その月ならではの楽しみ方をご覧ください。
綿花は春に種をまくので、夏の畑は緑色で、実はまだ閉じています。そのため、綿花畑の見学は9月半ばから10月末までに限ってご案内しています。
綿花はどこで育つ?思ったより近くに
綿花は国内のほぼすべての州で栽培されています。2024年に最も多く収穫したのはカシュカダリヤ州(36万2千トン)で、ブハラ州(32万トン)、ホラズム州(30万1千トン)が続きます。タシケント州は16万7千トンを収穫しました。2025年、ウズベキスタンは87万5千ヘクタールから約400万トンを収穫しています。
ですから、わざわざ別の旅を組む必要はありません。国内第2の産地であるブハラ州は、どのみち訪れるであろう町を取り囲んでいますし、ヒヴァからの道では砂漠が用水路と綿花畑に変わります。綿花畑の見学はブハラから手配します。ご希望があれば、タシケント州やフェルガナ盆地の農場も探します。
2026年の綿花畑で見られるもの
熟した実がはじけると、白い繊維がふんわりとした綿の塊になって枝に残ります。この時期の畑は、どこまでも続く畝に雪をまぶしたように見えます。
摘み方は農場によって異なります。前シーズンはウズベキスタンの綿花の52%が機械で収穫され、2026年の計画は少なくとも70%です。ある農場では綿花収穫機が畝を進み、別の農場では手摘みの作業班が働いているかもしれません。どちらを見られるかは、その日に農場が決めることで、私たちには決められません。
ご自身で綿を摘めるとはお約束できません。摘み手はキロ単位で賃金を受け取り、畑は彼らの職場です。農家の人に「やってみますか」と誘われたら好意として受け取り、人を撮影する前には必ず許可を求めてください(詳しくはエチケットガイドで)。
いま綿を摘んでいるのは誰か
旅行者からよく聞かれる質問なので、簡潔にお答えします。長年、ウズベキスタンの綿花は強制労働と結びつけられてきました。それは変わりました。2022年3月、2015年から収穫を監視してきた国際労働機関(ILO)は、ウズベキスタンの2021年の収穫が組織的な強制労働と組織的な児童労働から解放されたと報告しました。2022年3月10日には、国際的なボイコットを主導してきた連合体Cotton Campaignが、ウズベキスタン綿花の世界的ボイコットの呼びかけを終了しました。
仕組みも変わりました。2020年以降、国は綿花のノルマを定めず、収穫物の買い上げも行っていません。綿花を育てているのは民間の綿・繊維クラスター、つまり綿花を栽培し、それを自ら糸や布、衣服にまで加工する企業です。チェックは毎シーズン続いています。2026年は9月25日から10月31日まで、全国の調査チームが無作為に選んだ農場を訪れ、摘み手の契約と賃金を確認しています。
畑の外の綿花
- カザン(大鍋)で米をにんじん、玉ねぎ、肉と一緒に炊き上げる料理。ウズベキスタンのお祝いの席には欠かせず、地方ごとに作り方が異なります。。伝統的なウズベクのプロフは綿実油で作ります。料理人はまず油を強く熱して苦みを飛ばします。その様子はプロフセンターや、私たちの食の旅Taste of the Roadで見ることができます。
- ご存じですか? マグニチュード9に耐える設計の地下鉄 タシケント地下鉄の初期3路線はマグニチュード9.0の地震に耐えるよう造られ、トンネルは地下8〜25mと珍しく浅い位置を走っています。 詳しく見る →。タシケントのパフタコール駅は「綿花農家」にちなんで名づけられ、壁には伝統的な様式の綿の花を描いたパネルが飾られています。綿花はいまもoq oltin、「白い金」と呼ばれています。
- 磁器。タシケント磁器工場で最もよく知られたティーセットのひとつは「パフタ」、つまり「綿」という名前でした。この国の陶磁器については、伝統工芸の記事で詳しく紹介しています。
綿花畑の見学を予約するには
見学はTravel Momentsのメニューに含まれています。旅の途中で追加できるサービスの一覧で、「ブハラ」と「街の外に出かけたい」を選んでください。日程と人数をお知らせください。
手配は収穫期間中、9月半ばから10月末までに限り、その日に来客を受け入れることに同意した農場とのみ行います。雨や農場側の都合で見学日が変わることがあります。その場合は別の日か別の農場をご提案します。料金は固定ではなく、農場の承諾が得られてからご案内します。つま先の覆われた靴と長袖の服を着て、帽子をお持ちください。9月の午後の畑はまだ暑いです。
ブハラの同じメニューには、ギジュドゥヴァンの陶芸工房へのツアーもあり、秋には両方を組み合わせやすいです。
まとめ
- 収穫は8月末に最南部で始まり、中心となるのは9月と10月です。
- 綿花畑の見学は9月半ばから10月末までに限り、ご希望に応じて、農場の同意と天候が許す場合に手配します。
- 前シーズンは綿花の52%が機械で収穫され、2026年の目標は70%です。収穫機と手摘みのどちらを見るかはわからず、ご自身で摘める保証はありません。
- ILOは2021年の収穫に組織的な強制労働・児童労働がなかったと認め、ボイコットは2022年3月に終わりました。
- ご予約はTravel Momentsのブハラのメニューから。

