
日本からのウズベキスタン旅行:成田からの直行便、ビザなし入国、仏教のシルクロード
毎週金曜日、ウズベキスタン航空のドリームライナーが11:05に成田を飛び立ち、同じ日の16:10にタシケントに着きます。飛行時間は9時間、時差は4時間です。今からおよそ1400年前、その遺骨の一部が奈良の薬師寺に祀られている玄奘三蔵が、インドへ向かう途中でサマルカンドとテルメズを通りました。私たちはタシケントの旅行会社です。日本からのウズベキスタン旅行について、航空便、入国の条件はお持ちのパスポートによって異なります。入国後は滞在先ごとに3日以内の登録が必要ですが、ホテルが代わりに行います。税関と滞在登録のルールはガイド記事をご覧ください。 詳しく見る →なしの入国、日本の考古学者が発掘に関わった仏教遺跡、2027年のおすすめの時期、そして食事のことまで、まとめてご案内します。
成田からの直行便、またはソウル経由

直行便。ウズベキスタン航空がボーイング787で成田〜タシケント間を結んでいます。2026/27年秋冬ダイヤでは、金曜11:05に成田を出発し、9時間5分のフライトで現地時間16:10にタシケントに到着します。帰りは木曜22:05にタシケントを出て、翌朝09:40に成田に着きます。所要7時間35分です。
金曜に着いて木曜に発てば、現地でちょうど7日間。私たちの「仏教のシルクロード」ツアーは、まさにこの1週間に合わせて組んであります。
ソウル経由。ほかの曜日は仁川での乗り継ぎが便利です。仁川からはウズベキスタン航空、アシアナ航空、Centrum Air、Qanot Sharqがタシケントへ飛んでおり、所要は約7時間10分〜7時間45分です。ルートと空港について詳しくはウズベキスタンへの航空便のガイドをご覧ください。
タシケントは一年を通して日本より4時間遅れです。時刻表は季節ごとに変わるので、航空券を買う前にご希望の日程の運航日を確認してください。到着時には入国審査のファストトラックやホテルまでの送迎車も手配できます。
入国:30日まではビザ不要
2018年2月10日から、日本国籍の方は入国日から30日以内であればビザなしでウズベキスタンに滞在できます。それより長く滞在する場合は、ウズベキスタン大使館でビザを取得してください。
滞在登録はホテルがチェックイン時に行うので、ツアーなら手続きの手間はほとんどありません。登録票は出国まで保管しておいてください。1億スムを超える現金は税関での申告が必要です。詳しくはビザのガイドと滞在登録と税関の記事をご覧ください。
玄奘の道と、テルメズでの日本の発掘

玄奘は629年にインドへ旅立ち、その道はサマルカンドを通っていました。アムダリヤ河畔のテルメズでは、およそ10の寺院と1000人の僧を数えています。薬師寺の玄奘三蔵院では、平山郁夫が描いた壁画がその旅をたどっています。ウズベキスタンでは、その道が通った土地に実際に立つことができます。
テルメズの寺院は、いまは発掘された遺跡として残っています。紀元後の最初の数世紀に建てられたファヤズテパ、カラテパ、そしてズルマラのストゥーパです。加藤九祚氏は1998年にウズベキスタンの考古学者とともにカラテパの発掘を始め、その後は毎年春と秋の2回、現地に通いました。2014年から2017年には立正大学の調査隊が毎年9月にウズベキスタンの研究者と北の丘を発掘し、加藤氏はその顧問を務めました。加藤氏は2002年にテルメズの名誉市民となり、2016年に94歳でテルメズで亡くなるまで、この地で調査を続けました。
テルメズの北東約60kmには、クシャン朝時代の都市ダルヴェルジン・テパがあります。1972年、ここから115点、総重量36kgの黄金の宝物が出土しました。創価大学の考古学者はウズベキスタンの研究者とともに、1989〜1993年、1995年、2006〜2007年にこの都市の第二仏教寺院址を発掘しています。
まずはタシケントから。改修を終えて2026年7月に再開したウズベキスタン国立歴史博物館には、1968年にファヤズテパで見つかったアラバスター(雪花石膏)の仏像が収められています。テルメズでは考古学博物館を先に見てから遺跡へ。カラテパの見学は事前に手配が必要で、ご希望の日程で可能かどうかを確認してからお知らせします。南部の回り方はテルメズのガイドに、もっと日数をかけたい方は5日間の「仏教の南」ツアーをご覧ください。
日本からのウズベキスタン旅行:7〜10日間のルート

航空券はご自身で手配していただき、現地のことはすべて私たちが引き受けます。ホテル、列車や国内線の切符、ガイド、送迎を、到着時刻に合わせて手配します。日本からは、特に次の三つのルートがおすすめです。
仏教の、中国と地中海を結んだ隊商路のネットワーク。サマルカンド、ブハラ、ヒヴァはその中継地として栄えました。7日間。タシケントの博物館、テルメズで3日間、そしてサマルカンドへ。ご存じですか? 7世紀の壁画に描かれた朝鮮半島からの使節 1965年の道路工事で見つかったアフラシアブの「使節の壁画」には、絹を携えた唐の使節などが描かれ、鳥の羽根を冠に挿した2人は高句麗の使節と考えられています。 詳しく見る →では7世紀半ばの壁画が見られます。ソグドの王の宮廷に諸国の使節が訪れる場面で、その中には唐の使節団もいます。壁画が見つかったのは1965年です。あと2日あればブハラも加えられます。この町の名は、僧院を意味するサンスクリット語の「ヴィハーラ」に由来するという説もあります。これが私たちの「仏教のシルクロード」ツアーです。
定番の1週間、8日間。タシケント、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァをめぐる8日間のクラシックツアーです。こうした旅の組み方はウズベキスタン7日間とウズベキスタン10日間の記事で紹介しています。
タシケントとサマルカンド、5日間。ソウル経由で入れば、5日間で首都とサマルカンドを回れます。サマルカンドへは高速列車ウズベキスタンの高速列車。タシケント〜サマルカンドは2時間30分、タシケント〜ブハラは約4時間。乗車券はパスポートに紐づけられています。 詳しく見る →で2時間30分です。サマルカンドではガイド付きの街歩きも予約できます。見どころはサマルカンド1日・2日・3日の記事をご覧ください。
私たちのガイドは英語とロシア語で案内します。日本語を話すガイドをご希望の場合は、ご予約の際にお知らせください。ご希望の日程で対応できるガイドがいるかを確認します。どのルートが合うか迷ったら、ツアー検索をお試しください。
いつ行くか:2027年のゴールデンウィーク、シルバーウィーク、秋

ゴールデンウィーク。2027年の祝日は4月29日(木)と5月3日(月)〜5日(水)です。土日と合わせると5月1日から5連休、4月30日(金)に休みを取れば7連休になります。タシケントとサマルカンドの5月の平均は日中27〜28℃、夜は14℃。テルメズはさらに暑くなるので、屋外の遺跡は朝のうちに見学します。
シルバーウィーク。2027年の敬老の日は9月20日(月)、秋分の日は9月23日(木)です。21日、22日、24日に休みを取れば、9月18日から26日まで9日間の休みになります。9月はシーズンでいちばん雨の少ない月で、日中は30℃前後です。
10月と11月。日中の気温はタシケントとサマルカンドで22℃前後、テルメズで26℃前後に下がります。2027年はスポーツの日の10月11日(月)で3連休になります。6月から8月のテルメズは日中の平均が38〜40℃になるため、夏しか休みが取れない場合は、タシケントとサマルカンドを中心にルートを組みます。月ごとの詳しい情報は5月、9月、10月の記事とベストシーズンのガイドをご覧ください。
食事

ウズベキスタン料理の中心は肉、主に羊肉と、米とパンです。国民食のカザン(大鍋)で米をにんじん、玉ねぎ、肉と一緒に炊き上げる料理。ウズベキスタンのお祝いの席には欠かせず、地方ごとに作り方が異なります。は、肉、にんじん、玉ねぎと一緒に大鍋で炊いた米料理。土窯タンディールで焼く丸いパン「ノン」は毎食出てきます。緑茶は砂糖なしで小さな器に注ぎ、一日中飲みます。食卓に並ぶものについてはウズベキスタン料理とプロフの記事で紹介しています。
1週間ほどして和食が恋しくなったら、タシケントには日本料理を出すレストランもあります。アレルギーや食事制限、苦手な食べ物があれば事前にお知らせください。食事の計画に反映します。ブハラでは地元の家庭での夕食で家庭料理に触れることができます。
お金、コンセント、スマートフォン
- カード。ホテル、レストラン、商店、駅など、ほとんどのカード端末でVisaとMastercardが使えます。どちらか1枚をお持ちください。バザール、屋台、一部のタクシーでは現金が必要です。
- 円かドルか。2026年10月14日時点で、日本円の両替レートを出していたウズベキスタンの銀行は十数行で、買値と売値の差が大きくなっていました。米ドルはどの銀行や両替所でも両替できるので、現金はドルのほうが手軽です。両替は銀行か公式の両替所で、パスポートを持って行ってください。詳しくは両替の場所とカード・現金・チップの記事をご覧ください。
- コンセント。コンセントはCタイプとFタイプで、電圧は230Vです。日本のAタイプのプラグは差し込めず、日本の電圧は100Vなので、変換プラグを用意し、充電器に「100–240V」と書かれているか確認してください。
- スマートフォン。ローミングが使え、現地のSIMカードも簡単に手に入ります。出発前にウズベキスタンへのスマートフォンの持ち込みの記事をお読みください。
- モスクや聖地では。肩と膝を覆う服装で。女性はスカーフがあると安心です。詳しくは服装とマナーの記事をご覧ください。
まとめ
- ウズベキスタン航空が成田〜タシケントを直行便で運航。成田発は金曜、タシケント発は木曜です。ほかの曜日はソウル乗り継ぎで。
- 日本国籍の方は30日まではビザ不要。滞在登録はホテルがチェックイン時に行います。
- 玄奘はサマルカンドとテルメズを通り、日本の考古学者は1989年からダルヴェルジン・テパを、1998年からカラテパを発掘してきました。
- 2027年のゴールデンウィークもシルバーウィークも、ウズベキスタンで1週間過ごせる日並びです。テルメズに行くなら春か秋がベストです。
- VisaかMastercardと米ドル、C/Fタイプの変換プラグを持って行きましょう。日本語ガイドのご希望は予約時にお知らせください。
© 写真
- Kara Tepe Buddhist site, Termez — Marat Nadjibaev / Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0



